そうねんのんびり創作記

のんびり作ったものをのんびり紹介します。

HGサザビー制作記(9) スミ入れもキャンディ塗装で

キャンディスミ入れの下地メタリック

HGサザビーを全身キャンディ塗装で仕上げるにあたり、スミ入れもキャンディ塗装にしてみます。イメージは装甲の隙間からあふれ出るサイコフレームの光です。

 

HGサザビーエナメルメタリックでスミ入れ

まずはエナメルチタンシルバーでスミ入れをします。通常のスミ入れよりはやや濃い目です。メタリックの粒子が流れることができるギリギリまで濃く調整しました。

 

HGサザビーエナメルメタリックでスミ入れ

全身のスジ彫りに流し込みました。はみ出した部分は、乾燥後にエナメル用うすめ液を綿棒にしみ込ませて拭き取りました。

 

デカールとシールを貼る 

HGサザビーにRGシナンジュのデカール

シルバースミ入れの乾燥と並行して、デカールでディテールを追加します。使用したのはRGシナンジュ用のガンダムデカールです。

 

HGサザビーにRGシナンジュデカール

サザビーシナンジュより一回り大きいので、ピッタリと位置が合うわけではありません。雰囲気でカッコよくなりそうなところにアクセントとして貼っていきました。

 

HGサザビー付属のシール

腰アーマーのマークはHGサザビーのシールを使いました。余白部分を可能な限り切り落とし、スジボリに合わせて切ってあります。

 

全体をクリアでコート

エナメルチタンシルバーのスミ入れの上に、エナメルクリア塗料でさらにスミ入れを重ねることで、キャンディ塗装と同じ仕上がりのスミ入れになるはずです。ただ、直接エナメル塗料を重ねてしまうと下のシルバーが溶けて流れてしまうので、一度クリアでコーティングしました。

使用したのはクレオスさんのC46光沢クリアーです。この後何度も重ね塗りすることになるので、全体に薄くコートする程度です。

 

HGサザビーデカールにクリアコート

クリアーで全体をコーティングしました。これでエナメルメタリック塗料が溶け出すのを防ぐことができます。また、鏡面磨きのクリア塗膜の1層目にもなっています。

 

キャンディスミ入れ

クリアーをしっかり乾燥させ、キャンディスミ入れを完成させます。使用したのはタミヤさんのエナメルX-25クリヤーグリーンです。

ところで、クレオスさんは「クリアー」、タミヤさんは「クリヤー」なのですね。

 

HGサザビーキャンディスミ入れ

作業そのものは通常のスミ入れと変わりませんが、クリヤーグリーンの色を発色させたいので通常よりは濃く調整しています。

 

HGサザビーキャンディスミ入れ下地

↑クリヤースミ入れ前 ↓クリヤースミ入れ後

HGサザビーキャンディスミ入れ

おお・・・これは・・・

HGサザビーキャンディスミ入れ

イメージしていた以上に淡くグリーンに透き通るスミ入れに仕上がりました。全身のキャンディ塗装にも馴染んでおり、予想以上の仕上がりになりました。

 

乾燥後、はみ出した塗料を拭き取り、スミ入れ作業が完了しました。出来上がったものが自分の想像を超えた、作り手としては嬉しい瞬間でした。

 

次回はディテールアップの仕上げとして、全身のスラスター等に部分塗装をしていきます。

 

<追記>

以下、HGサザビー制作記のリンク一覧です。

<過去記事>

〇HGサザビー制作記(0) 素組しながらプランを立てる

〇HGサザビー制作記(1) 脚部と肩にディテールを追加

〇HGサザビー制作記(2) 腰部と胸部にディテールを追加

〇HGサザビー制作記(3) バックパックの燃料タンクを半スクラッチ

〇HGサザビー制作記(4) モノアイを光らせる(LEDを埋め込み編)

〇HGサザビー制作記(5) モノアイを光らせる(内蔵スイッチ自作編)

〇HGサザビー制作記(6) 全身の工作個所を確認

HGサザビー制作記(7) キャンディ塗装で2種類の赤を使い分ける

〇HGサザビー制作記(8) 関節やスラスターをメタリック&部分塗装

〇HGサザビー制作記(9) スミ入れもキャンディ塗装で

〇HGサザビー制作記(10) ゴールドのキャンディ塗装を塗分け

〇HGサザビー制作記(11) キャンディ塗装へのマスキング失敗と修正

〇HGサザビー制作記(12) 鏡面仕上げになるよう磨き上げる

〇HGサザビー制作記(13) ファンネルを改修して射出を表現

〇HGサザビー制作記(完) 完成!全キャンディ塗装サザビー