封印のギミックができた勢いで、鞘を完成させていきます。
表面は行きつけの手芸店にて購入した合皮のシートを使用しました。
800円そこそこの値段で十分なサイズがあります。これを鞘の大きさに合わせて、大雑把にハサミでカットしました。
カットした合皮を、木工用ボンドで鞘の素体に貼り付けました。
両面に合皮を貼り付けたら、中間ラインに下書きをしてハサミでカットしました。
側面を貼り付けると、一気に鞘感が出ました。合皮が戻ろうとするので、側面は一部に瞬間接着剤を使用しています。瞬間接着剤で仮止めしたところに木工用ボンドを押し込んだ感じです。
1.5mmコスプレボードで鞘の装飾を作っていきます。
形を合わせてパーツを切り出していきます。まだ鞘に接着はしていません。
瞬間接着剤でケース状に組み上げました。
パンチコンパスでリベットを切り出しました。自由な大きさで円形にくり抜けるので重宝しています。
お気に入りPALのシャイニーアイアンを筆塗りしました。
鞘の両サイドには、合皮の合わせ目の目隠しとして、1cm幅のコスプレボードに塗装した板を貼り付けました。
鞘本体と封印は強力両面テープを使用しました。なお、竜の紋章が入ったプレートも両面テープで固定してあります。
プラ板を重ね合わせて、封印を解くスイッチを作りました。
流し込み接着剤で固定し、茶色を筆塗りしましたが、光沢があって合皮といまいちマッチしません。
プレミアムつや消しクリアーを筆塗してみました。光沢のままよりはずっと馴染んだように見えます。希釈は専用うすめ液と1:1程度です。
ベルトを止めるための鋲は、工具箱にあった真鍮たいこ鋲の針を切断して使いました。
鋲で止まっているように見えますが、鋲の表板を瞬間接着剤で張り付けてあるだけです。合皮どうしも瞬間接着剤で固定してあります。
100均で購入した皮(のように見える)ベルトを通して、鞘の完成です。軽く背負うことはできますが、背負って走り回ったら剥がれてしまうかもしれません。
鞘を作っている間に刀身もすっかり乾燥しました。あとは磨いて、柄を付ければいよいよ完成です!
<追記>
制作記が完成しました。以下、各行程の記事へのリンクです。作り方はこちらをご覧ください。
〇ダイの剣を作る(1) 型紙を作って、刀身の原型を切り出す。