さて、今回のメインイベント、軍艦色の塗装です。
大和は呉海軍工廠でつくられた戦艦ですので、使用する色はもちろん「呉海軍工廠標準色」です。自分の中で、今回はこの色を使うことが目的の一つになっています。以下、呉色とします。
呉色は比較的淡いグレーに見えたので、まずは下地として濃い目の軍艦色(2)を全体に塗装しまします。
やや緑がかった印象の軍艦色になりました。下地兼陰色となる色なので、隙間等に塗り残しがないように慎重に塗装しました。乾燥後、この上から呉色を塗装します。
主砲です。右が下地色の軍艦色(2)、左が呉工廠標準色です。思ったよりも呉色の隠ぺい力が強く、陰色を生かせませんでした。もう少し薄く塗装してもよかったかと思います。
ならべてみると、改めて軍艦色(2)と呉色の色味の違いが分かります。塗料のフタの色はほぼ同じに見えますが、これだけ違いがあります。
甲板の細部はマスキングして塗分けました。
よし!いい感じで塗り分けられました。前回の記事で写真を撮り損ねた木甲板はこんな感じになりました。大和は甲板が桐製だったという資料を見たことがあったので、桐ならばかなり明るい色だろうと勝手に解釈し、ウェザリングカラーはほぼ拭き取ってしまいまいました。スミ入れのみでもよかったかもしれません。
航空甲板のリノリウム色もマスキングして塗装しました。マスキングテープをはがす瞬間のドキドキ、ワクワク感はたまりません。
付属シールを利用したマスキングもうまくいき、大満足です。
次は細部の部分塗装、艦載機の塗装をしていきます。