以前、サザビーのモノアイを電飾する際には胸部の内部に電池ボックスを仕込みました。
<過去記事>
〇HGサザビー制作記(4) モノアイを光らせる(LEDを埋め込み編)
この時は単純に、外へ導線が伸びているよりも内蔵の方がカッコイイ!と思ってスイッチもバックパックを改造して自作して作りました。
ところが、実際に長期間飾ってみると電池交換が大変でした。特に塗装をはがさないように分解するのに気疲れしてしまい、なかなか光らせるきっかけを失っていました。今思えば、内部でリチウム電池が劣化しても大変です。
そこで、今回は電池は機体の外から接続することにします。ただ、スイッチは何らかの形で隠したかったので、非接触でon-offができる磁気スイッチのLEDを採用しました。
余談になりますが、この手のLEDモジュールで使用されるCR927の電池がとにかく入手しにくかったです。とある量販店では同様のLEDモジュールは売っているのにCR927は取り扱いがない、という状況でした。結局行動範囲内のお店を巡り、ホームセンターも含めた5件目でようやく発見し、購入できました。
さて、素材が入手できたので、作業を進めていきます。
まずはLEDの導線をカットします。LEDは正極と負極が入れ替わると点灯しなくなるので、接続のわかりやすさと、回路のショート防止を兼ねて長さを変えて切りました。細い線ですが、デザインナイフで被膜をはがし、内部の金属線をむき出しにしておきます。
このような回復不能の切断はいつまでたっても緊張します。
導線の通り道を考えます。このキットが完成した際には、基本的に台座にセットして飾ることになりそうです。
そこで、頭から伸びる導線をまずは首の穴を通して胴内に引き込み・・・、
バックパックにある台座とのジョイントから外へと通すことにしました。このジョイントの開口部にはハッチがついており、開閉できるギミックがあります。このバンダイさんのこだわりが詰まった素敵なギミックですが、今回はやむを得ず開けっ放しにすることにしました。まぁ背部だし・・・、一度ポーズ決めたら多分そんなに動かさないし・・・、ほぼ台座に固定して飾っているだろうし・・・。
閉めたくなったら、その時に方法を考えよう!
導線の通り道として、首のボールジョイントに、0.6mmのピンバイスで穴を開けます。
角度をつけて、パーツの接合部を避けて穴を開けることができました。
同様にバックパックと背面にも同じ場所に穴を開けました。この後、首から胴体を抜け、背部まで導線を通すことができました。
導線の切断箇所をマスキングテープで仮止めして通電を確認しました。よし!これで一安心です。続いて頭部に光を通す穴を開けます。
いつもならば、なんてことないピンバイスでの穴あけ作業です。しかし、これはMGEX。高額キットです。言いようのない緊張感が走ります。
心のハードルを乗り越え、頭部の内側に2mmのピンバイスで穴を開けました。穴の深さは頭頂部のクリアパーツに少しめり込む程度です。こうすることで、頭部センサーまで光が届いてくれることを期待しています。
なお、このキットの頭部クリアパーツは縦にパーティングラインががっちり入っています。発光させると目立ちそうなので、ここはキレイに処理しておきます。
パーティングラインをデザインナイフでカンナ掛けして削り落としました。
その後、紙ヤスリ#2000までかけ、コンパウンドの粗目→細目→仕上げ目の3段階で磨くと、非常に透明感のあるクリアパーツに仕上がりました。
頭部クリアパーツは少しでも光の漏れをなくせるよう、そして少しでも内側に光が反射することを期待して、エナメルのクロームシルバーで塗装しました。これで準備完了です。
いざ!点灯!!
おぉ!美しい!と思ったのですが、額の隙間から光が漏れています。正面だけになかなか目立ちます。
顔面のパーツをもう外さない覚悟で、顔面と頭部のパーツのあいだにエポキシ接着剤を挟み、硬化させました。少なすぎると効果が薄く、多すぎるとはみ出してカッコ悪いので、爪楊枝の先を尖らせて慎重に接着しました。
完全に硬化するのを待ち、スミ入れの要領でやや濃い目のエナメル黒を隙間に流し込み、準備完了です。
いざ!点灯!!(2回目)
おおぅ!こ・・・これは・・・
イイ!すごくカッコイイ!!光の漏れももほぼ完全に抑えることができています。予想を大きく上回る効果です。
あまりのカッコよさに感動して、思わず頭部のみ外装パーツを付けてしまいました。こんなの、我慢できません。そして頭部が完成して改めて思いました。
MGEXストフリは想像以上にめちゃめちゃカッコイイ!!外装パーツは無改造でこのクオリティですよ。これが更にどうなってしまうのか、ドキドキしながら・・・、
いざ!点灯!!(3回目)
・・・。
・・・・・イィ。
ナマライイイィ!!
すみません、取り乱してイが多かったです。でも・・・、このカッコよさはもう・・・、ちょっと・・・、言葉になりません。プラモやっててよかった・・・。ビールが・・・美味しい・・・(TT)
無事ツインアイを光らせることに成功し、思惑通り頭部センサーまでほのかに光らせることもできて、胸がいっぱいです。この後、制作を進めるか、内部フレームをむき出しのままにして金属感をしばらく楽しむか迷い中です。
それにしてもこのキット、完成したら絶対見えなくなるような、内部フレームのさらに内側にまでこんなに細かいディテールが入っています。本当にバンダイさんのこだわりがすごいキットです。
さ~て、この後どうしようかな♪
今回使用している素材です。
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