こんにちは、そうねんです。ロトの剣制作記第7回目です。今回は第4回で作った鍔を加工していきます。この作業を進めながら、刀身をじっくり乾燥させました。
リューターで形を整える
特選黒刃で切り出したとはいえ、リアラボードの厚みには勝てず縁はガタガタです。
まずはリューターで全体の形を滑らかにします。
処理後はこの程度です。全体の形のバランスを崩さない程度に削ったので、多少のデコボコは残っています。まぁほとんど見えなくなる部分ですし。
内側部分もデコボコですので、
この通り。この後、塗装前にジェッソを塗るので、特にヤスリがけなどはしていません。まぁ、ほとんど見えな・・・(略)。
刀身とのつなぎ目も、リューターで削って自然な形に整えます。
宝玉(ガラス玉)
鍔に埋め込む宝玉は、○イソーで購入したガラスの置物を使用しました。これも、適当な素材を見つけるのに苦労したものの一つです。ビー玉はあうサイズが見つからず、スーパーボールやプラスチックの宝石だと加工は楽なのですが安っぽく見えてしまい、うまくいきませんでした。
大きなダイヤのような形をしたガラス玉の裏面をMR.COLORの赤で塗りつぶします。筆塗りで二回重ね塗りしました。
2日間乾かして(放置して)表から見ると、透き通った赤い宝玉に見えました。これがイメージ以上にキレイに仕上り、テンションが上がりまくった瞬間です。作り物をしていると、時として予想以上のものができあがります。これが物つくりの醍醐味です。
人は(妻は)これを自己満足と言います。
宝玉を埋め込む
できた宝玉を埋め込むスペースをコンパスで位置取りし、リューターで掘ります。
ちなみにこの作業、とんでもない量の削り片が飛ぶので、掃除機で常に吸い込みながら作業しました。右手にリューター左手に掃除機で、歯医者さんの口の中ってこんな感じなのかと思いました。
両面に大穴が開きました。
まだ接着しません。
穴の大きさ、宝玉の高さを調整
宝玉をはめ込むとこうなります。少し盛り上がるくらいに調整してあります。
かぶせる装飾部分にもそれなりに厚みがあるので、中央の穴にと宝玉の形に合わせて裏から掘り込んであります。
実際に何回もかぶせながら、少しずつ穴を深くしていきました。装飾に丸みが出るよう、すこし(2mm以下)鍔の本体と装飾に隙間ができる程度に高さ調整をしました。
この作業は装飾にグルーガンで紋様を入れる前に作業しました。鍔作りは刀身の乾燥の間にやっていました。製作過程の時系列が前後しているのはご容赦ください。
ジェッソを塗って表面を整えました。これで加工は終了です。
次回は鍔と装飾を塗装します。