ロトの剣制作にあたって、制作方法で一番悩んだのがこの宝玉部分でした。大きさや形があうガラス玉がなく、100均のプラスチック製のおもちゃの宝石を削ってみても、きれいに磨けなかったり、チープな感じになってしまったり・・・。そんな折に知ったのがグルーガンでの宝石作りでした。
台座の作成
ペットボトルのフタを土台にしました。
ペットボトルのフタの厚み+4.5mmの幅で1.5mmリアラボードを短冊状に切り出します。
コンパスカッター(これまた100均)でペットボトルのフタの直径にあうよう、円形にリアラボードを計4枚切り出します。うち1枚は、フタの内径にぴったり収まるように作りました。
そのうち2枚の中央を円形にくりぬき、円盤2枚とドーナツ型の板2枚を製作しました。
ドーナツ
円盤(フタの内側に収まる)
ペットボトルフタ
円盤
ドーナツ
の順番で瞬着ではり合わせます。これで、ペットボトルのフタ+1.5mmリアラボード3枚分(4.5mm)の円筒計のパーツができあがりました。
瞬着で短冊状のリアラボードを一周させて、台座の完成です。
裏面も同様に作ってあります。
グルーガンで宝石作り
台座に作った窪みにグルーガンでホットボンドを盛り付けました。奥に練習したあとが残っています。ボンドが糸を引かないように、鍔の装飾を作ったときに行った練習が生きました。
ホットボンドが固まったら、Mr.ClearCOLORのディープクリアレッドで着色します。ラッカー塗料を屋内で使うと臭いが家族に大不評で、健康のためにも換気には気を使っています。当時使っていた簡易の塗装ブースです。シロッコファンの扇風機にダンボール製のダクトをつないで外に排気しています。正直、排気能力はいまいちなのですが、それでもないよりかなりマシです。今は何代か経てもう少し改良されていますが、そのうち記事にしたいと思っています。
クリアカラーはもともとさらさらしていたので、特に薄めずに塗りました。磨いていくために「塗った」というより「盛った」という方がしっくりきます。かなり厚めに4重塗りしました。重ね塗りするごとに一晩置きました。しつこいようですが、
塗装の肝は乾燥です!
4回目の重ね塗りが終わったら、磨きこみに向けて1週間しっかり乾燥(放置)させます。
次回はこのデコボコの宝玉を磨きこんでいきます。