そうねんのんびり創作記

のんびり作ったものをのんびり紹介します。

ヤスリとサフの最適解を探る(2) 1000番、800番紙やすり

そうねんは普段1000番の紙やすりまでかけて、1000または1200のサフを吹いています。この組み合わせならばまず傷は目立ちません。

 

そこで、「1000番やすりからの1200番サフ」をそうねん的自己満足度指数100とします。そこから、どこまで作業手数を減らしていけるかを探って点数化していくことが今回の目的です。

なお、そうねんの技術で400番やすりでやめると、どんなサフを吹いても隠し切れない傷が残ることは経験上わかっておりますので、ここは検証の対象外とし、指数0とします。

 

1.1000番紙(神)やすり

1000番神やすり

右が未処置、左が今回唯一合わせ目消しを行ったパーツです。紙やすり400番で大きな傷を消し600番、800番でエッジを出し、1000番で仕上げのヤスリをかけた状態です。もしかするとこのまま塗装をしても問題はないのかもしれません。整形色を生かすのであれば、これでトップコートをして仕上げでも美しいと思います。曲面には神ヤスの1000番を使っています。

1000番やすりに1200番サフ

上のパーツに1200番のサフを吹きました。うん、美しい・・・。サフを吹いた後のこの言いようのない満足感は何なのでしょう。

白色9号で塗装

さらに塗装をしました。今回はC107キャラクターホワイトを使用しました。

角度と光の加減によって若干合わせ目が浮き出してしましましたが、今回の目的ではないので目をつぶることにします。

これを自己満足度指数100とします。ここから、番手を下げていこうと思います。

 

なお、ヤスリ掛けなしのパーツだと次のようになりました。

ヤスリ合わせ目消しなし

ゲート跡や合わせ目ももちろんなのですが、エッジに淡く光る線が浮き出しています。これがいわゆる「エッジのダルさ」でしょうか。こういったちょっとした違いの積み重ねにより全体の完成度が上がると思い、日々ヤスリ掛けをおこなっています。

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曲面の仕上げ用には3mmを使っています。マジで神です。

というわけで、ここまでが自己満足指数100です。

 

2.800番紙やすり

続いて800番紙やすりです。当て板はカラーボードと金属板を併用しています。

800番ヤスリ掛け

左がヤスリ後、右が未処置のパーツです。未処置のパーツにはエッジに光の反射が太く残っているのが見えるかと思います。エッジが丸くなっている証拠です。また、ヤスリにこんなに削りかすがこびりついているのは力が強すぎた証拠です(__;

 

800→1000サフ

1000番のサフを吹きました。思っていた以上に満足度は高いです。

 

キャラクターホワイトで塗装

色々な角度から光を当ててみたのですが、目立った傷はありません。これは、1000番サフで仕上げるなら紙やすりは800番でも問題ない気がしてきました。

 

800→1000サフ→塗装

キャラクターホワイトで塗装してみました。塗装をしても、やはり大きな傷は目立ちません。

エッジに塗装がのっていませんが、これも今回の検証の対象外なので目をつぶります。

 

それでは、#800紙やすりに1200サフではどうでしょう。

800番紙やすり

カラーボードのピンクが800番の紙やすりです。写真左半分がヤスリがけをした状態、右半分はヤスリ掛けをしていません。

800→1200サフ

上のパーツに1200サフを吹きました。やはり目立った傷はないように思います。

 

800→1200サフ

塗装をしてみました。傷が目立ちそうな角度を探して写真を撮ってみたのですが、やはり目立った傷はありません。

塗料は確かクレオスさんのC80コバルトブルーだったと思うのですが、すみません、忘れてしまいました。もしかしたらただのブルーだったかもしれません。

 

800番→黒

さて、最後に、800番ヤスリ後にアルティメットブラックです。このパーツにはサフを吹いていません。やはり直接の塗装、しかも傷が目立つ光沢ブラックについては800番ヤスリではやや番手が粗すぎるようです。拡大して見ると、細かい傷が沢山ついているのがはっきりと見えます。

アルティメットブラックはメタリック塗装の下地として重宝しているのですが、このままメタリックに塗装する気にはなりません。

なお、少々塗料の希釈が濃すぎたようであまり光沢感がありませんが、これまた今回の検証対象ではないので見なかったことにします。

 

800番→黒→1200サフ

アルティメットブラックが傷だらけだったので、その上から1200サフを吹いてみました。なんということでしょう!あれだけ傷だらけだったパーツの表面がこんなに美しい仕上がりへと生まれ変わりました。

 

さらに、キャラクターホワイトで塗装しました。やはり傷は見当たりませんでした。

 

以上、800番ヤスリの検証結果でした。通常のサフあり塗装であれば、800番で十分に満足できる表面の仕上がりになりました。1000番と見比べるとややキメが粗いようにも思いますが、誤差の範囲内です。と、いうわけでアルティメットブラックの結果もふまえて・・・

自己満足指数90とさせていただきます。今までの自分の感覚と比べると、予想外の高得点でした。メタリック塗装に対しては少々物足りないと感じた800番でした。

今回は失敗事例の紹介のようにもなってしまいましたが気を取り直して、次回は600番ヤスリの結果を紹介します。

 

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