今回は、600番紙ヤスリの実力を探っていきます。前回に引き続き、右半身はヤスリ掛けをおこない、左半身は成型パーツのまま塗装することで比較しています。
600番紙やすり
金属当て板による600番紙ヤスリです。
背部の腰パーツです。うっかり左右両方ヤスリがけをしてしまいました。紙ヤスリの目詰まりがひどいのは力を強くかけ過ぎたためです。
1000番サフを吹きました。一見傷はキレイに消えているように見えます。
C58黄橙色で塗装したところ、細かい傷がはっきりと残っているのがわかります。見切れていますが、写真下の四角い表面がわかりやすいです。
このパーツは、カラーボード600番紙ヤスリでヤスリ掛けをした後に1000番サフを吹きました。一見すると目立った傷はないように思います。
キャラクターホワイトで塗装したところ、黄橙色程ではありませんが細かい傷が浮き出してきました。サフ段階では目立たなかった傷が、塗装をすると浮き出してくるというのは新しい発見でした。
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それでは1200番サフではどうでしょう。
600番紙やすりの後、1200サフを吹いてみました。ほぼ傷は消えているように見えます。
C68モンザレッドで塗装してみました。サフのときには見えなかった傷がはっきりと浮き上がりました。細かい筋が沢山入っているのがわかりますでしょうか。特に光沢系は光の反射により傷がやはり目立ちます。
面白かったのは、1000番サフと1200番サフでは、塗装後の傷の目立ち方が1200番の方が少ないように感じたことです。ただ、これが色の違いにより生じたものなのか、塗膜の厚さなどによるそうねんの塗装技術のムラによるものなのかは判然としません。
仕上げにつや消しクリアを吹いてみました。写真だとわかりにくいですが、細かい傷が沢山残っています。1000番サフ(白)にせよ、1200番サフ(赤)にせよ、600番ヤスリのなかでも、やや大きめの粒子がつけた傷が残っている感じです。
背部の黄橙色のつや消しクリア後です。赤、白に比べると比較的傷が目立つ感じがします。
とはいえ、正直言ってぱっと見は全然わからないレベルです。同好の士の鍛えられぬかれた肉眼の眼力でなければごまかせるかもしれません。とはいえ、黄橙色ははっきりと傷が目立ちます。
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ちなみにアルティメットブラックはほぼ予想通り傷だらけになりました。
サフは吹かずに600番紙やすりの後直接アルティメットブラックを塗装しています。
1200番サフを吹いてキャラクターホワイトで塗装しました。一度アルティメットブラックを挟んでいるためか、ほぼ傷は確認できませんでした。
ある意味一番衝撃的だったのがメカサフスーパーヘヴィです。
600番で傷だらけにした左側と、ランナーから外しただけの右側です。
そうねんの目では、ほぼ傷を確認することができませんでした。この組み合わせならば、かなりの手抜き時間短縮が可能になりそうです。
以上、600番ヤスリの検証結果でした。塗装の色によって傷の目立ち方に差がでたことが興味深かったです。また、1200番サフの方が1000番サフよりも600番紙やすりに対する傷との相性がよい印象がありましたが、この辺りはもう少し検証が必要です。
というわけで、600番紙やすりはメカサフは別物と考えて、自己満足指数60とします。800番に比べて一気に点数が下がりました。
ちなみにメカサフは自己満足指数80です。
こうなると、外装パーツは最低でも800番までは必要かなぁ・・・。
次回は金属ヤスリの検証結果を紹介します。
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