下地処理の比較に続いて、表面仕上げの比較です。そもそもエアブラシの導入のきっかけになったのは並んだトップコートの空き缶でした。
エアブラシでつや消しクリアを吹けば同じ効果になる、ということは知識としてはあるものの、クリアにもいろいろ種類があって、どれを選んだらよいものかよくわかりません。そんなわけで、手近な下の4種類について使い勝手ともども比較してみました。
①水性ホビーカラー つや消しクリア(以下「水クリ」)
選択理由:水性トップコートに一番近そうだった。(成分は同じっぽい?)
②水性ホビーカラー プレミアムクリアーつや消し(以下「プレクリ」)
選択理由:プレミアムの名前に惹かれた。
③Mr.COLOR C182 スーパークリアつや消し(以下「油クリ」)
選択理由:水性は使いにくいという話を聞いたことがあるため。
④Mr.COLOR C46 光沢クリアー(以下「光クリ」)
選択理由:光沢仕上げも試してみたかったため。
希釈は、油性、水性それぞれのうすめ液を使って、塗料とうすめ液1:1より少し薄め程度で希釈して二度塗りしました。1回目と2回目の間は20分ほどです。
つや消し比較
前回も紹介した関節パーツです。実はこのパーツ左から順に
「油クリ」「プレクリ」「水クリ」の順につや消しコートの種類を変えています。写真では違いがよくわかりません。肉眼でようやく、「言われてみれば違う気がする」という程度で、この時点では正直なところ、「プレミアムっていっても気持ちの問題なんじゃないの?」と思っていました。下地の色が薄めであったことも関係しているかもしれません。
やっぱりプレミアムでした
左から「水クリ」「プレクリ」「油クリ」
「あっ!プレミアムは違う!」と思ったのはひざ下のパーツ(ネイビーブルー)を比べたときです。真ん中が「プレクリ」です。左右に比べて写真でもすこし色に深みがあるのがわかりますでしょうか。肉眼では明らかに「しっとり感」と「きめの細やかさ」に差があります。
水クリも十分きれいなのですが、プレクリには高級感すら漂っています。(多少の埃とメモの雑な字にはご容赦を・・・)
これにより、そうねんの表面処理は、当面「水性プレミアムクリア」一択になりそうです。「気持ちの問題」とか言って本当にすみません!
光沢とつや消し
油クリと光クリを試したのは、次の検証を行うためです。
①油性クリアは下地の塗料を侵食することがあるらしい。
②油性クリアはデカールを侵食することがあるらしい。
太ももパーツの広い面を使って、デカールの検証を行いました。左がデカールの上から「油クリ」、右が「光クリ」です。大小のデカールを貼って試してみましたが、今回はデカールが剥がれたり、下地の塗料がはげたりという印象は受けませんでした。やはり「ことがある」という事故的な現象のようです。万が一事故が起こった時には、その時に対処方法を考えるとして、あまり気にしないことにしました。
つや消しに関しては「プレクリ」が気に入りました。他社からの塗料も数々あるようですが、当面のはプレクリで塗装技術を磨いていこうと思います。
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それにしても初心者でもここまでできるとは、エアブラシ恐るべし・・・。
今回使用しているエアブラシセットです。
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