そうねんのんびり創作記

のんびり作ったものをのんびり紹介します。

エアブラシ練習と検証(5) 下地色の影響とグラデーション塗装

エアブラシによる塗装検証の最後の項目はグラデーション塗装です。下地に濃い色(黒)を吹いた上から、薄い色を重ね吹きして、ふちに影を残すような感じをイメージしています。

 

胸部と背面を使って、グラデーションを付けた場合と、下地色を吹かないで直接塗装した場合を比較します。

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胸部のパーツに下地として黒(MR.COLORのNo.2)をふきました。このパーツはさらに下地にサフの#1000を吹いています。下地色を吹くときには、今となっては必要性は感じていません。

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中心部からだんだん塗装範囲を広げて・・・という写真を撮っておけばよかったと思いました。色はMr.COLORのライトブルー(No.20)です。左が下地黒あり、右がパーツに直接ライトブルーを吹きました。う~む、ふちに影がはいるだけで存在感が全く違います。

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ピンク色のパーツからライトブルーへの塗り替えだたので、背面のベタ塗ではもう少しパーツの色の影響を受けるかと思ったのですが、ぱっと見ムラなく塗装できました。仕上げには胸部は水性プレミアムクリアーつや消し、背面には油性つや消しクリアーを吹いています。

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境目でみると、グラデーションの威力が一目瞭然です。

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背面も元の色の影響はないな~、と思っていたら、ありました。少し深めに彫りなおしたモールドの中にまではきれいに塗装は入らなかったようです。本番(?)では、この手のモールドにはスミ入れするので目立たないかもしれませんが、気を付ける必要がありそうです。

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胸の排気口(?)は下地に黒を塗った後にスーパーシルバー(No.159)を吹きました。写真だと少しわかりにくいのですが、写真右側はモールドを深く掘りなおしてから塗装、左側はキットの形のまま塗装しています。モールドが深いほうは、スミ入れしていなくても下地の黒の影響がはっきりでました。

 

昔、初めてスプレーのトップコートをプラモデルに吹き付けたとき、「こんなに印象が違うのか!」と衝撃を受けた記憶がありますが、グラデーションで影をつけただけでこうも存在感に違いが出るとは予想以上でした。すべてはエアブラシの実力なのですが、初心者でもいろいろできる自信がつきました。

 

今回使用したエアブラシセットです。そうねんのようなエアブラシ新参者には十分すぎる性能で満足しています。

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