いろいろなプラモを作っていく中で、少しずつ自分なりに手法が変化していっていることがあります。それはずばり、
ヤスリがけ!です。
どんなヤスリを使って、どこまで細かい番手を使い、どの角度であてればいいのか。なにより、どこまで手を抜いてもいいのかどの程度の粗い番手でも自分なりに納得できるのか。そろそろ一度整理して、現時点での最適解を探っておこうと思います。
まず、そうねんは「サフを吹く派」です。サフは吹くことにも、吹かないことにも利点はあるのですが、そうねんは吹きます。傷が見えやすいとか、塗料の食いつきがいいとか、下地の色が統一できるとか、透け感がなくなるとか・・・利点はいろいろとありますが、それよりなにより、
サフを吹いたパーツがカッコイイから!
これにつきます。
無機質な単色グレーなればこそ、純粋に造形に集中して楽しめる感じがたまりません。正直、サフを吹いた段階で満足してしまい、そこから先の制作工程になかなか進めなくなることもしばしばです。
それにしても、ガンダムアーティファクトの造形は素晴らしいです。
さてそうなると、どの程度やすりで表面処理をして、どのサフで仕上げると思い通りの表面に仕上がるのか。その組み合わせが問題になります。そこで今回は、普段なんとなく組み合わせてしまっているヤスリとサフの組み合わせについて、検証していこうと思います。
まずはお断りしておきます。
あくまでもそうねんが素人なりに試した自分にとっての最適解です。よりよい方法はあるかと思いますし、現在はプロの方々が多くの情報を提供してくださっています。とはいえ、比較的手に入りやすい道具の中で素人がやってもここまではできる、という検証にはなると思います。これから始めようと思っている方々、そうねんと同じようにヤスリがけでできるだけ手を抜きたい時間短縮を図りたい方々にとって、情報の一つとして参考になれば幸いです。
今回は、EGガンダムの半身に各種ヤスリ掛けとサフによる下地作りを行い、傷の残り方を比較してみようと思います。
EGをニッパーも使わずにパーツをもぎ取り、半身のみヤスリ掛けをしました。残りの半身はゲート跡の処理すらしておりません。
まずは素組です。どちらの半身がヤスリがけをした方かわかりますでしょうか。
正解は、右半身(画面左側)がヤスリをかけた側、左半身(画面右側)は無処置です。
ぱっと見、あまり変わりません。
しかし拡大してみると、まずヒケやゲート跡が消えていること、パーツの角がとがっていること、ヤスリ掛けのあとがザラザラしているなど微妙な違いが見えてきます。
そう言われてみれば、右半身の方がなんだかシュッとしている気がしないでもないような・・・。
塗装後もご覧ください。
ますますよくわかりません。
と、いうわけで、比較しやすくするため、右半身の画像を左右反転させて並べてみました。まずは塗装前です。次の写真、左がヤスリ後、右がヤスリ前です。
こうしてみると、特に色付きパーツは違いが分かりやすいかと思います。スネは合わせ目を消しの有無も違いとして残しました。ひざパーツは平面出しを意識してヤスリ掛けをした結果、形状が変わっています。
次は塗装後です。
塗装をしたことで、ヤスリ掛けをした側(画面左)がよりシャープな印象になったように思います。よかった・・・。
ヤスリ掛けは無駄ではなかった!
さてここからが今回の本題です。この右半身ですが、パーツによってヤスリ掛けの種類、とサフの組み合わせがほぼ全パーツで違っています。パーツによっては、この写真では見えにくい細かい傷がたくさんあります。
次回から、ヤスリ掛けとサフの組み合わせごとに紹介していきます。
それにしても今回改めて思いました。
エントリーグレードすげぇ!!
正直今まで、作りもせずに子供向けなのだろうと舐めてました。バンダイさん、申し訳ありません。
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