Hi-ν君の基地を一気に仕上げていきます。
まずはウェザリングカラーマルチブラックを全体にこってり塗りつけました。生乾きの段階で、専用うすめ液をティッシュに含ませ、9割以上を拭き取ってしまいます。
塗って拭き取るだけでぐっと大人の印象になるお手軽ウェザリングです。とはいえ、完成間際の作品に塗るときはいつも「失敗したらどうしよう」とドキドキします。
拭き取り後、完全に乾燥させた後、仕上げにもう一手間を加えます。
安全確認の作業灯です。丸リベットを貼っておきました。
ガンダムマーカーのメッキシルバーが想像以上にいい感じの金属メッキ調だったので、塗料皿に出して筆塗りしてみました。
ワンポイントのメッキ風には使い勝手が良いと思います。フットライトの裏面にも塗ってみましたが、広い面にムラなく塗るのは難しいと思いました。
しっかり乾燥させた後、キャンディ塗装の要領でエナメルのクリアレッドで重ね塗りします。筆でこするとせっかくの金属表現がはげてしまうので、塗るというより、塗料を乗せる感じです。
おお、イイ感じ!
反対側はクリアグリーンを重ね塗りしました。
基地にHi-ν君を立たせるとちょっとした振動でずれたり倒れたりしてしまったので、自立させるために軸を打つことにしました。
Hi-ν君の脚の裏に受けの穴を開けました。完成間際の作品に手を入れるのはドキドキします。慎重にピンバイスで穴を開けました。
慎重に立ち位置を決め、足の裏の穴と同じ位置になるように何度も確認をしたうえで、基地にも穴を開けます。鉛筆でアタリをつけて、再びドキドキしながらピンバイスで穴を開け貫通させました。
そこへ3mmの丸プラ棒から円錐状に削りだした軸を裏からはめ込み、先端を切り飛ばしました。基地の穴と、足裏の穴にピッタリとはまる形になるまで、10個以上は作り直したと思います。
納得の形になったので、瞬着で固定し、筆塗で軍艦色(2)で塗りつぶして完成です。
コンテナのプレートが着脱可能だったので、このまま作品プレートとして利用します。わずかに文字の凹凸があったので、全体にヤスリ掛けをして平らにならしました。
金属風作品プレートは過去記事で紹介した方法で作っています。よかったらこちらを参照してください。
〈過去記事〉
〇プラ板とインクジェットプリンタで、金属板風の作品プレートを作る。
これで、Hi-ν君のシステムベース完成です♪
元は100均のミニチュアコンテナです。想像していた以上のものが出来上がり、大満足です。Hi-ν君を立たせる前に、これだけで美味しいビールをいただきました。
次回は完成品ギャラリーです。