空中線を張って終わりにしようと思っていたのですが、今回のやっちまったを少しでも緩和するために、艦の側面に潮汚れと赤さびを追加します。
潮汚れ
改めてみると、白い点々がとても目立ちます。そこで、これを潮の汚れでごまかす目立たなくすることを目指します。
ウェザリングカラーマルチホワイトを面相筆で「海水が付着して垂れながら乾いた」イメージで縦に汚れを書き込んでみたのですが・・・なんか思ってたのと違います(_ _;
そこで専用うすめ液の登場です。ティッシュをコヨリ状にしたものの先にうすめ液を含ませ、太過ぎた汚れを両側から削るように修正してみました。綿棒も併用しています。
ウェザリングカラーは、専用うすめ液で拭き取るとほぼ完全に取り除くことができるので、何度でも失敗できる安心感があります。気に入らなければ消して塗りなおせばいいので、色々試せるのがいい感じです。
赤サビ
続いてエナメル塗料を使って赤さび追加します。窪んだところにサビがたまって垂れている感じで塗料をチョンと・・・
やっぱり、思ってたのとなんか違います。
こちらも、エナメル溶剤をティッシュに染み込ませ、多すぎた塗料を拭き取って調整しました。拭き取るとまさに「赤サビ」。名前通りの威力を発揮してくれました。
それにしても、このサビが実物では700倍に拡大されるとなると、いったい何平方メートルにわたってサビが浮いていることになるのでしょう?
そこはまぁ、模型的表現ってことでご容赦ください。
この赤さびはガイアさんの「赤サビ」を使ってみました。色の名前には、語源や目的がよくわからないものが多い中、そのものずばりのネーミングが好きです。
さて、側面の白点が目立たなくなったので、これで練習艦「艦Next大和」の完成とします。上が素組、下が加工後です。
え?ナニコレ??めっちゃカッコイイんですけど!?素組でも十分カッコよかったのですが、手間をかけると圧倒的に存在感が増しました。
とはいえ道はまだ半ばです。ここで満足しそうになっている自分に発破をかけ、いよいよ本制作「エッチング盛々大和」の建造に取り掛かろうと思います。