大まかに塗分けが終わったミニHi-νに、エナメル塗料の筆塗でさらに部分塗装を追加していきます。使用している塗料はすべて、タミヤさんのエナメル塗料です。
まずは顔です。額のセンサーと目の周囲をX-28パークグリーンで塗装しました。
完全に乾燥させた後、ツインカメラを残すようにしてX-18セミグロスブラックで塗装・・・というよりは、もはやスミ入れのように流れていきます。自動的にツインアイが残ってくれたのでこれはこれでよしです。
口元にもセミグロスブラックを流し、はみ出た部分を綿棒で拭き取りました。これが限界上出来です!(@@;
パネルライン以外の凹モールドには、X-10ガンメタルで塗装しました。このサイズでから、当然はみ出します。
でも大丈夫!うすめ液をしみ込ませた綿棒で軽く拭き取れば、この通りです。
スラスター内部もガンメタルで塗りつぶします。
拭きとって、狙ったところにだけ塗料が残っています。エナメル塗装の最高に気持ちいい瞬間です。
その他にも、ワンポイントでX-32チタンシルバー、X-12ゴールドリーフでアクセントを加えていきます。
エナメルのメタリックやクリア塗料を筆塗するときは、ほとんど希釈しません。塗料とうすめ液を別々の塗料皿に出し、筆にうすめ液を含ませる程度で、ほぼ原液のまま塗っています。筆先をこまめにうすめ液で洗って、とにかく筆先をきれいに保つことを意識しています。
キャンディ塗装の要領で、スラスターの内側はX-27クリアレッドで塗りました。エナメル塗料にエナメル塗料を重ねると下地を溶かしてしまうとは言われますが、下地を完全に乾燥させて、上塗りする塗料を薄めすぎなければけっこういけます。
使いかけのガンダムデカールにちょうどいいものが残っていたので、シールドと肩に貼り付けました。
1日しっかり乾燥させ、エナメル塗料やデカールの保護のため全体につや消しクリアーを吹きました。
あと少しで完成です。ここまでくるとつい気が急いてしまいますが、ここはグッと我慢してしっかり乾燥させます。あとはスミ入れを兼ねたウェザリングで本体の完成とします。