クレオスさんのMr.クリスタルカラーのカラーサンプル紹介の3回目です。
今回の下地色は「クールホワイト・シルバー・モンザレッド」の3種類です。 それぞれの下地色に直接クリスタルカラーを塗装しました。
クリスタルカラーシリーズの塗装の希釈は概ね「塗料:うすめ液=1:3」にしています。うすめ液にはクレオスさんのレベリングうすめ液を使用しました。
〇GX1クールホワイト
クレオスGX1クールホワイトで下地を作りました。
左から、下地塗装、X01~X08、ホワイトパールの順で並んでいます。
以下、それぞれの拡大です。
白を下地とすると、黒とはまた違った色合いになりました。ルビーレッドは反射光は赤系なのですが、全体は青緑系の色味に見えます。一方、サファイアブルーは全体の色味は黄色系に見えました。全体的につく色味はそれぞれの補色にあたる色が反映しているように感じました。
〇C8シルバー
クレオスC8シルバーで下地を作りました。
左から、下地塗装、X01~X08、ホワイトパールの順で並んでいます。
以下、それぞれの拡大です。
シルバー下地もホワイト下地同様に、光源の直接の反射光はクリスタルカラーの色が、全体の色味には補色に当たる色が反映しているように見えます。ホワイト下地程はっきりと色が変わるわけではなく、あくまでもシルバーの雰囲気が残ってくれています。
〇モンザレッド
C68モンザレッドで下地を作りました。数ある赤のなかでも鮮やかに発色してくれるので、お気に入りの赤です。今回、レッドではなくモンザレッドを使ったのは手持ちに余裕がある赤がこれだけだった、やっぱり好きな色で作りたかったからですね!
左から、下地塗装、X01~X08、ホワイトパールの順で並んでいます。
以下、それぞれの拡大です。
予想通りというか、赤下地にルビーレッドは美しい輝きを見せてくれました。塗装前より少し赤みは薄れますが、黒下地よりもしっとりと落ち着いた反射光になりました。一方、全体的な赤みはターコイズグリーンが一番鮮やかに発色しました。補色によるコーティングの効果なのでしょうか。
赤のように下地に原色系の色を使ったとき、下地とは異なる系統の色の反射光とも程よく混ざり合って、いい雰囲気を醸し出してくれたのが印象的です。特にサファイアブルーやターコイズグリーンの反射光の色は赤下地によく映え、いろいろな表現に使えそうな気がしています。
次回は残りの、ブルー、ミディアムブルー、黄橙色、グリーンを下地にして比較します。