実は、ガンプラを始めるまではエアブラシ塗装をしようという選択肢そのものがありませんでした。これまでの創作活動では筆塗とスプレーで満足していましたし、使用頻度、塗装環境、なによりも価格のハードルの高さから自分には合わないと思い込んでいたのです。
そんな私が、エアブラシの導入を考え始めたのは、この光景を見てからです。
大体ガンプラ1体につき1本弱のペースで使っています。非常に手軽で便利なのですが、1本500円弱なので、ちりも積もればそこそこの出費です。また、スプレー缶は廃棄が少々面倒なんですよね。
また、ヴァーチェの足パーツを筆塗しながら、やっぱり広い面はエアブラシが楽なんだろうな、とか、グラデーションつけたら映えそうだな、とか考えていました。
そして、エアブラシ導入を決定づけたのは、何気なく検索したこの商品です。
あれ?思っていたより安い。ずっと安い。しかもハンドピース付き??本当に???
エアブラシといえば、数万円するコンプレッサーにこれまた1万円前後するハンドピースをつけて、そのうえ何万円もする塗装ブースを用意しなければならないものと思い込んでいたので、目からウロコでした。越えられない壁と思っていた壁は、実は頑張れば向こう側が見える程度の壁でした。
レビューを見る限りでは、この価格でもエアブラシの導入としては十分使えそうな様子。本格的にやるにはいろいろとご不満がある方もいるようでしたが、その域に達するのはずっと先の話です。というか、やっぱり筆塗のほうがいいとなる可能性だってあります。音の大きさについては人によって要求水準が違うので、結局は使ってみないとわかりません。しかもこの価格帯で圧力調整までできるとは。お小遣いは・・・足りてる!それで、気が付いたら
到着していました!(笑)
おお・・・、これが・・・エアブラシ・・・。とりあえずホースをつないで、電源を入れてみます。
「ブーーーーーーーーーン」
うるさいといえばうるさいですかね。金魚のエアポンプよりは大きい音です。掃除機ほどではありません。隣室の居間では戸を閉めてもかすかに低い音が聞こえます。とはいっても、居間にいると、扇風機の音のほうが気になります。階下に人が住んでいるならば、深夜の使用には対策が必要そうですが、幸いうちは一階です。これならいけると思うとワクワクが止まりません。
さて、そうなると塗装ブースが必要になります。我ながら順序が逆なんじゃないかと思いながらも、現物のエアブラシを目の前にしてやる気MAXです。
どうやら有名どころはこのあたりのようです。排気量、騒音、サイズなど気になることは多々あるものの、一番気になったのは消耗品であるフィルターです。既製品を一度買ってしまうと、それに必要な消耗品は買い続けなければなりません。調べてみると、700円~・・・え?2000円!?スプレーが4本買えちゃいます。しかも、近所で手に入るならいいのですが、その都度アマゾンに頼っていては送料だって無視できません。
そんなとき、ふと目に入ったのがこれです。
↓
我が家のネコにもらった爪とぎ!これをフィルターとして使えるようにできれば、1枚200円弱でしかも我が家では入手に困りません。調べてみると、ネコの爪とぎを塗装ブースに活用している方は結構いる様子。・・・いける!
そんなわけで、「ネコの爪とぎが使える塗装ブース」通称「ネコブース」を自作することにしました。
完成!ネコブース
塗装ブースで有名なネ〇ブースへのあこがれたっぷりのネーミングですみません。
と、いうわけで、自作塗装ブースの製作記をお届けしていこうと思います。
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