そうねんのんびり創作記

のんびり作ったものをのんびり紹介します。

ダイの剣を作る(3) 刀身を磨いて、磨いて、磨く

ダイの剣の刀身を磨いていきます。この作業が一番地味で時間がかかる作業です。「磨く・研ぐ」という工程がいかに大変かということを思い知ります。

 

ダイの剣の刀身を磨く

表面のコーティングにはジェッソを使います。乾燥するとそれなりの強度になり、磨いた金属の雰囲気が出るので気に入っています。

 

ダイの剣の刀身を磨く

まずは大雑把に全体に塗りたくります。明らかに窪んでいるところには少し盛ってあります。

 

ダイの剣の刀身を磨く

丸1日乾燥させました。

 

ダイの剣の刀身を磨く

100番の紙やすりを使って、乾燥したジェッソを削っていきます。紙やすりはコルクブロックに巻きつけて、平らに削るようにしました。

 

ダイの剣の刀身を磨く

1回目はコスプレボードに吸われる分もかなりあるようで、細かい気泡が浮き彫りになりました。この後は、塗る→乾かす→削るのループです。これを(自己)満足できるまで繰り返します。

 

ダイの剣の刀身を磨く

夜寝る前にジェッソを全体に塗りたくり・・・

 

 ダイの剣の刀身を磨く

一日乾燥させて・・・

ダイの剣の刀身を磨く

削る。

 

ダイの剣の刀身を磨く(削る)

凹んだ部分や削りすぎた部分が残っていたら・・・

 

ダイの剣の刀身を磨く(盛って)

ジェッソを盛って・・・

 

ダイの剣の刀身を磨く(乾かして)

乾燥させて・・・

 

ダイの剣の刀身を磨く(削る)

削る。

 

ダイの剣の刀身を磨く(盛って)

塗って・・・

 

ダイの剣の刀身を磨く(乾かして)

乾燥させて・・・

削って・・・・・

盛って・・・

かんそ・・

 

ダイの剣の刀身を磨く(完了)

ひたすらこの作業を繰り返して、3週間ほどでようやく満足のいく表面処理が終わりました。

 

ダイの剣の刀身を磨く(仕上げ)

最後に240番→600番の紙やすりで全体を磨きました。

 

3週間かかったといっても、毎日作業できたわけではありません。1日の作業も1時間にも満たない程の時間ですが、予想通りしんどい作業でした。とはいえ、研いでいる間の気持ちはすっかり刀匠ロ〇・ベルク!

時間をかけて磨き上げた刀身を見てようやく一言。

「研いだ表面を眺めながらのビールは美味い!」

 

ちなみにこのジェッソ、本来は絵を描くときの下地材なのだそうです。成分を見ると「炭酸カルシウム」にノリを混ぜ、白色顔料で色付けしてあるもののようです。チョークとほぼ同じ成分ということなのですね。

 

<追記>

制作記が完成しました。以下、各行程の記事へのリンクです。作り方はこちらをご覧ください。

〇ダイの剣を作る(1) 型紙を作って、刀身の原型を切り出す。

〇ダイの剣を作る(2) 刀身を貼り合わせて整形

〇ダイの剣を作る(3) 刀身を磨いて、磨いて、磨く

〇ダイの剣を作る(4) 宝玉を作る

〇ダイの剣を作る(5) 刀身を塗装する

〇ダイの剣を作る(6) 鞘のパーツを作る

〇ダイの剣を作る(7) ダイの剣の封印解放ギミックを作る

〇ダイの剣を作る(8) ダイの剣の封印を装飾・塗装する

〇ダイの剣を作る(9) ダイの剣の鞘を完成させる

〇ダイの剣を作る(完) 完成だ・・・!