刀身を磨く傍らで、鍔と柄にある赤い宝玉を作っていきます。
ここ(鍔の装飾)や・・・
ここ(柄の装飾)です。これらのパーツも刀身と同様ジェッソで表面を処理しましたが、同じ作業なので紹介は割愛します。
柄の方は、100均のレジン工作の型にちょうどいい半球がありました。この宝玉に合わせて柄に穴を開けます。
鍔の方の宝玉に適した型が見当たらなかったので、作ることにしました。1.5mmのコスプレボードをパンチコンパスで切り抜きました。鍔の装飾の穴に約+4mmの直径で切り出しました。
コツはいりますが薄いプラバンも切れるので、非常に重宝しています。
切り出した円を受け皿状にします。1.5mmのコスプレボードを3mm幅で切り出し、ふちに接着しました。
作った型にグルーガンでホットボンドを盛りつけました。ホットボンド、万能です。
中に入ってしまった気泡やちょっとした歪みはライターで軽くあぶって融かしながら調整しました。
融かす→傾ける→冷ますを繰り返して、いい感じの丸みを目指して形を整えました。
完全に固まったところでカッターで型枠を切り離しました。
ヤスリをかけてちょっとした凹凸を削ってならしました。ホットボンドは削るというより表面をはがしていく感覚です。
これで形は完成です。
全体に1000番のサフを吹いたところ、小さな凹凸が見えました。
パテで埋めて・・・
全体を#1000番の紙やすりで削って表面処理は終わりです。ここからエアブラシでキャンディ塗装を施します。塗料はHGサザビーの鮮やかな赤と同じなので、過去記事も合わせてご覧ください。
<過去記事>
〇HGサザビー制作記(7) キャンディ塗装で2種類の赤を使い分ける
アルティメットブラックを厚めに塗装して下地としました。
スターブライトシルバーでメタリック層を作りました。
ディープクリアレッドを厚めに塗装して、キャンディ塗装の終了です。
最近近所の量販店ではこのスターブライトシルバーがなかなか手に入りにくい状況になってます。
さらにクリアを厚めに塗装して表面を保護しました。映りこんだ光源の輪郭が歪んでいるのが写真でもわかりますでしょうか。ここから磨き上げていきます。
全体を#2000番の紙やすりで削りました。
タミヤさんのコンパウンドの粗目、細目で磨き上げました。写真は左が粗目、右が細目です。
さらに仕上げ目で磨いたのち、ワックスを塗りました。映りこんだ像の鮮明さが磨く前とは段違いです。美しい鏡面に仕上がったと思います。やっぱり気持ちがいいなぁ、キャンディ塗装の鏡面仕上げ。
磨きにはメガネふきのクロスを使っています。
刀身の完成まではこの宝玉の煌めきがビールのお供になりました。次は刀身の塗装を塗装していきます。
<追記>
制作記が完成しました。以下、各行程の記事へのリンクです。作り方はこちらをご覧ください。
〇ダイの剣を作る(1) 型紙を作って、刀身の原型を切り出す。