そうねんは北海道在住です。今回の地震では幸いなことに大きな被害はなく、二日間の停電程度ですみました。
幸い我が家は、水もガスも生きていており、食料の備蓄もあったため、多少の不便はあったものの、命の危険を感じるようなことはありませんでした。電気が復旧した後は、戻りつつある日常をありがたくかみしめています。この数日の間、とにかく情報網が寸断されていたのですが、多くの旧友がなんとか互いに連絡をとりあい、遠方からも励ましの声を届けようとしてくれていました。月並みですが、誰かの声がこれほど心強く感じたことはありません。
また、北電の現場の皆さんが、少ない情報の中で昼夜を問わず奮闘していただいていたことを、少しずつ、着実に復旧していく電気の中で感じていました。本当にありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
物流がストップし、生産した農作物が出荷できずに困っている農家の友人がいます。搾乳ができず牛の体調に不安を感じている酪農業の友人がいます。その一方で、そこへ声を掛け、生産物の即売所を企画、宣伝し、売れない生産者と買えない消費者を繋いだ旅館を営む友人がいます。冷凍庫が動かないからと、保管できない肉を炉端で焼いてふるまっていた肉屋の友人がいます。東京で働いていながら、戻ってきて入手した外部電源を広い地域に配って回ってくれた会社員の友人がいます。
北海道は元気です。
亡くなられた方々へ、心からご冥福をお祈りいたします。
