そうねんのんびり創作記

のんびり作ったものをのんびり紹介します。

煌めくエクリプスガンダム制作記(2) パーツ処理のツール紹介

バラバラにしたパーツを一つずつ処理していきます。それぞれの処理に使っているツールも紹介していきます。

 

エクリプスガンダムパーツ処理

エッジ出しです。エクリプスは尖ったパーツが多いので、一つずつ先端を尖らせていきます。写真は、シールドのパーツで、右半分が処理したものです。

 

エクリプスガンダムパーツ処理

脛ガードですが、飛行形態では機首にあたります。原型はエッジが落としてあるので、鋭く削り出しました。写真では、上が処理前、下が処理後です。

 

エクリプスガンダムパーツ処理

平面部分はわずかなヒケにヤスリ掛けをして平面に処理していきます。肩アーマーのこのパーツは、面出し兼エッジ出しをおこないました。上が処理前、下が処理後です。

 

 

面だし、エッジ出しにはクレオスさんの匠之鑢油目を使っています。サフを吹くならば、この金属ヤスリのみで仕上げとしています。体感では紙やすりの800~1000程度の仕上がりになるように感じていますが、そのうちしっかりと検証してみたいです。

 

エクリプスガンダムパーツ処理

長い範囲のエッジを際立たせたいときは、デザインナイフでカンナ掛けをして処理しました。上が処理前、下が処理後です。カンナ掛けのあと、1000番の紙やすりでヤスリ掛けしました。

 

エクリプスガンダムパーツ処理

各パーツのモールドはすべて彫りなおしました。C面はデザインナイフでカンナ掛けしてエッジを強調しています。左が処理後、右が処理前です。

 

 

スジボリにはファンテックさんのスジ彫りカーバイドを使っています。替え刃は0.1mm、0.15mm、0.25mm、0.6mmを使い分けています。細かい場所や曲線はハセガワさんのケガキ針も便利です。

 

エクリプスガンダムパーツ処理

貼れるところには、できるだけガイドテープを貼っています。一手間ではありますが、結局はみ出し等の事故を防ぐことで修正に時間を取られずにすむので、トータルでは時間短縮になっているように思います。

 

エクリプスガンダムパーツ処理

この先端はパーツが分割しているように塗装しようと思っています。色の境目にスジボリを加えておくと、よりはっきりと別パーツ感が出るので好きです。

 

エクリプスガンダムパーツ処理

カンナ掛けとヤスリ掛けでアンテナもシャープ化しました。右半分が処理後です。ここから、左右対称に処理するのが難しい!

エクリプスガンダムパーツ処理

左右対称を目指して、少し削っては見比べ、少し削っては見比べを繰り返し、何とか納得する形にできました。

 

エクリプスガンダムパーツ処理

このキットは目立つ肉抜き穴はほとんどないのですが、数か所気になったところは埋めておきます。

 

 

肉抜き穴にはウェーブさんから出ているポリパテを使っています。パテと硬化剤を混ぜるのは、布テープの上でやると便利です。爪楊枝で硬化剤を少しずつ混ぜて使っています。

 

エクリプスガンダムパーツ処理

1日硬化させればデザインナイフとヤスリでサクサク削れます。

 

エクリプスガンダムパーツ処理
全てのパーツのモールド彫りなおし、面だし、エッジ出しを終え、最近導入した超音波洗浄機で洗いました。少し前まではすべて歯ブラシで手洗いしていたのですが、時間はかかるわ腰は痛くなるわ・・・。本当に買ってよかったと思えるツールの一つです。メガネを洗うのにも便利です。

 

 

比較的安くて、容量が多く、コンセントケーブルが着脱式という理由でこちらの機種を購入しました。本当は洗浄部が取り外せるタイプが欲しかったのですが、ちょっと予算オーバーだったのです(--;

 

すべてのパーツを処理するのに結局1か月以上かかりました。すべてのパーツ一つ一つに時間をかけて向き合うので、すべてのパーツが記憶に残ります。時間はかかりますが、その分だけ作品に愛着が増していく楽しい時間です。

 

パーツの処理をしながら、大まかな塗装プランも整いました。次回は塗装です。