エクリプスガンダムのクリアパーツをどうするか悩んでいました。
当初、蛍光塗料を使って、煌めきを増してやろうと思っていたのですが、色々試していて気が付きました。
おお!そもそも整形色に蛍光塗料が使われてる!?
今のガンプラのクリアパーツがみんなそうなのかと思って、手持ちのRGのビームサーベルに片っ端からUVライトをあててみましたが、光ったのはMGエクリプスのみでした。
整形色が蛍光色なら、このまま使ってもいいかとも思ったのですが、あまりにも透明感が強くておもちゃ感がぬぐえません。パーツを尖らせた上で鏡面処理でもしてみようかと、軽く2000番でやすってみたところ、思わぬことに気が付きました。
下が無処理のパーツ、上が2000番やすり後です。ブラックライトをあてなくても、パーツの縁が淡く光って見えます。もしかして、表面を荒らすと光が乱反射してこんな効果が生まれるのでは??
そう思って、ヤスリ掛けの番手を変えて比較してみました。
クリアパーツにヤスリ掛けをした結果です。
左は蛍光灯、右がブラックライトをあてています。同じ条件での撮影にしたかったので、左は写真が暗いです。上段が2000番、下段が4000番でやすりがけしています。番手が低い方が、全体的な輝度が上がっているように見えます。肉眼だと、その傾向はより顕著に感じられました。
同じパーツを並べてみました。LED照明の下での撮影です。
左から、「無処理・2000番、4000番」です。2000番の発光が一番強く見えるのが、写真でも伝わるでしょうか。
なお、本来1キットに2つ付属しているクリアパーツをなぜ3つ所持しているのかは、色々あった結果とお察しください。
これらの結果、今回クリアパーツはヤスリ掛けの番手の違いでグラデーションを作ることを目指すことにしました。パーツの淵はあえてヤスリの番手を下げ、中央部は透明度を上げる作戦です。
その結果が、こちらです。
まずは全体を2000番でヤスリ掛けし、その後パーツの中央部を4000番で磨きこみました。自然光の下でも、パーツの輪郭が淡く光って見える効果がでていると思います。
ブラックライトをあてると、よりグラデーションが引き立ちます。クリアパーツは「研ぎだしするもの」と思い込んでいたのですが、蛍光塗料を含んでいるパーツならば、あえて表面を荒らすのもありだと思いました。今回はこれを採用します。
付属のクリアパーツを荒らし処理で仕上げました。自然光の下での撮影ですが、輪郭が淡く光って見えるのが伝わるでしょうか。
ボンヤリと光るパーツを眺めながら、美味しくビールをいただきました♪
これにて、「煌めくエクリプスガンダム」の全処理が終了しました。次回はいよいよ完成品です!
ちなみにクリアパーツのヤスリ掛けはゴッドハンドさんの神ヤス高番手セットを使っています。曲面のヤスリ掛けに最高です。