戦艦大和の建造記録もいよいよ大詰め、仕上げに空中線を張っていきます。
まずは信号旗の掲揚索です。使用したのはホワイトリギングの0.02号です。
この素材も、模型屋さんで見かけていたときには何に使うものかさっぱりな素材でした。新しいものを作ると、色々な物の見え方が変わっていくのが楽しめます。
ゼリー状瞬間接着剤で固定しては、余分な部分を切り飛ばす。基本的にはこの繰り返しだけなのですが、接着剤を乗せすぎてしまったり、切れた衝撃で外れてしまったりと、とても難しかったです。ペンチだとどうしても大きくてギリギリで切るのが難しく、工作用のハサミを使うようにしてどうにか切り抜けたのですが、金属線なのでうまくは切れません。どうやって長さを調節するのが自分にとっての最適解なのか、今もよくわかりません。
ただ一つわかったことがあります。メタルリギングは金属線です。細くてもプラスチック用ニッパーで切ると刃が負けます。いや、負けました。ご注意ください。くれぐれも、薄刃ニッパーなんて、ダメ絶対ですよ(泣)
艦橋を本体に接着しました。これもゼリー状瞬着です。木目調甲板のシールは木目調どころか完全に木材なので、流し込み接着剤は(プラ用はもちろん瞬着でも)向いていないと判断しました。
空中線を張っていく作業内容は過去記事で紹介しています。よかったらこちらもご覧ください。
<過去記事>
艦Nextで練習したとき、後から見て「あ、ここじゃなかった」と思った接着ポイントがありました。よりカッコよく見えるところへ接着していきます。
エッチングパーツにより全体的に情報密度が上がっている分、空中線もより細かくはらないとバランスが悪いです。箱絵や資料を参考に、気が付いたところに片っ端から線を張りました。
最後にダマになった接着剤をエナメルホワイトで碍子風に塗装しました。空中線が入ると、立体感や存在感が爆上がりします。これはカッコいい!
最後に艦尾に国旗を掲揚して、いよいよ戦艦大和の完成です!
次回、二隻の大和を比較する形で、完成品ギャラリーとしたいと思います。