二隻の戦艦大和が完成しました。
フジミ製艦Nextシリーズ
一隻はフジミ製艦Nextシリーズの戦艦大和。特に工作なしで、塗装、汚し塗装したうえで空中線を張りました。想像以上の出来栄えにとても満足です。これがまさかのスナップフィット!初めて艦船模型を作る方には本当にお勧めしたい!
青島製(専用エッチングパーツ使用)
もう一隻は青島製戦艦大和。専用エッチングパーツと木甲板シール、塗装、汚し塗装したうえで空中線を張りました。エッチングパーツによる情報密度の高さは見ていて飽きません。
比較できるよう、近いアングルの写真を並べていきます。各写真、上が艦Next、下が青島エッチングです。
左舷機関砲
エッチングパーツもさることながら、青島大和のパーツの造形が素晴らしいです。また、艦Nextはこのサイズでディテールにこだわりながらスナップフィットを実現したのは衝撃的です。
艦橋レーダー
エッチングパーツによる情報密度は圧巻です。二隻目なので、下の方が塗装が上達している気がします。
煙突
青島大和ではアンテナがずいぶんと倒れてしまったのが残念ポイントです。これはキットではなくそうねんの腕の問題です。
副砲
エッチングパーツによる雰囲気の差が一番出たのは副砲周辺だと思いました。空中線の数を増やしてディテールのバランスをとる必要性を一番感じた部分です。
艦橋
艦Nextでは呉色が少々強すぎたので、青島エッチングでは少しトーンを落としました。塗装の結果がエッチング以上に雰囲気に影響を与えています。やはり、最後にものをいうのは腕であると思い知りました。
主砲
このアングルイイ・・・。エッチングで一番やりたかったのが手すりです。主砲のディテールと相まって、とんでもなくよい雰囲気に仕上がったと思います。ロープも頑張って自作した甲斐がありました。
艦橋背部階段
エッチングパーツのうち、一番作るのが大変だったのが背部の階段でした。でも苦労しただけに効果は抜群です。この精密さはプラスチックでは再現不可能だと改めて思いました。艦Nextはプラスチックの限界まで表現してくれていると思います。素晴らしい技術です。
艦橋あおり
どんな模型でもあおりで撮るとカッコいい!(暴論)
艦船模型も例外ではないと思いました。エッチングパーツがあると、スケール感と遠近感がバグります。
艦首甲板
間違って購入してしまったアキュレイトチェーンがとてもいい感じです。ケガの功名とはこのことです。
艦首
エッチングの金属の御紋もいいのですが、実は艦Nextの御紋の造形がとても好きです。ゴールド塗装が呉色の艦体に映えます。
艦尾航空甲板
艦尾航空甲板は立体的な情報量が多くてお気に入りです。クレーンのトラス構造はエッチングパーツならではです。カッコよすぎます。
艦尾
青島大和では失くしてしまった艦尾のパーツを、艦Nextの形状を見本に自作しました。汚し塗装は、艦Nextの方でやりすぎたかなと思ったのですが、青島大和では逆に手加減しすぎてしまいました。
以上、1/700戦艦大和の建造記録でした。二隻作ったとはいえ、半年近く楽しませていただきました。エッチングパーツの比較というよりは、1隻めと2隻目の技術的な差の方が目立ってしまった気がします。
それにしても、長い航海だった!
こうして目の前に二隻の大和が並んでいるのは壮観です。じっくりと見くらべながら、美味しくビールをいただきました。模型作りの経験もさることながら、歴史に思いを馳せながらの戦艦づくりは楽しかったです。
さ~て、次は何を作ろうかな♪
エッチングパーツもりもりの大和は当然カッコいいです。でも、艦Nextシリーズのお手軽に満足度の高い艦船模型が作れる感じも超オススメです。