下の箱絵と素組の写真を見比べてみてください。あるものがキットにはついていません。
キットには船尾に乗っている三角形の構造物がありません。調べてみると空中線の支柱なのだそうです。この支柱トラスは、運用時期によってあったりなかったりしたようで、艦Next版の大和には付属していませんでした。
今回は空中戦を張るのも目標の一つにしています。三角形の支柱は目も引きますし、あるとカッコいいので、作ることにしました。
艦載機クレーンの根元に合うようプラバンを台座にして、0.5mm真鍮線でやぐらを組みます。700倍したら35cm幅ののぶっとい鉄骨です。
支柱の正確な高さがわからなかったので、別キットのパーツを参考に真鍮線を2cmで4本切り出しました。実物ならこれで14m相当です。真鍮線を切るのには専用にニッパーを用意して切っています。
間違っても薄刃ニッパーなんかを使ってしまわないよう、ご注意ください。薄刃ではないプラスチック用ニッパーでも、一撃で刃が負けました(TT
そんなわけで真鍮線の切断用に購入したのですが、これでも切断できる太さは1.8mmまでです。
プラ板を台座に支柱を組みました。ゼリー状ア〇ンαで接着しています。
トラス構造をつくるには手持ちのプラ棒では太過ぎたので、ランナーをライターであぶって、いわゆる伸ばしランナー(以下伸ランナー)を作りました。
太めの伸ランナーを横軸に、細目の伸ランナーを斜めに貼り付けてみました。
はみ出した部分をニッパーで切って、形は完成です。
クレーンの上部にピッタリ乗りました。瞬着で固定します。
軍艦色2で下塗りした後、呉色で塗装し、クレーンと一体化できました。
これで細部の工作と基本塗装が終わりました。次はスミ入れ、ウォッシングです。