そうねんのんびり創作記

のんびり作ったものをのんびり紹介します。

ダイの剣を作る(8) ダイの剣の封印を装飾・塗装する

ダイの剣の封印ギミック完成させます。

 

ダイの剣の鞘を装飾

瞬間接着剤で裏面のパーツも貼り付け、箱状に組み上げました。

 

ダイの剣の鞘を装飾

上下に、剣と鞘が通る穴を四角く抜きます。

 

ダイの剣の鞘を装飾

曲線の造形なので、定規で幅を測り、まっすぐ下書きを書くのにてこずりました。

 

ダイの剣の鞘を装飾

工作用紙にフリーハンドで何度も下書きし、装飾模様の型紙を作りました。切り抜いた型紙を表裏に使うことで、左右対称のパーツに仕上げることができます。

 

ダイの剣の鞘を装飾

1.5mmコスプレボードにボールペンで下書きし、特専黒刃で切り抜きます。特専黒羽の切れ味ならば、切り口がけば立つことがないので、細かい切り抜きに適しています。

 

 

大好きです、特専黒刃♪

 

ダイの剣の鞘を装飾

切り抜いたパーツを瞬間接着剤で貼り付けました。コスプレボードに瞬着を使うと、一度接触したが最後、もうずらすことができないぐらいしっかりと接着されてしまいます。慎重に位置を決めたら一発勝負なので、緊張の一瞬です。

 

ダイの剣の鞘を装飾

塗装には、PALというメタリック塗料を今回も使うことにしました。以前ロトの剣を作った時に出会い、それ以来お気に入りです。写真はカッパーメタリック(左)とシャイニーターコイズ(右)(以下「ブルー」)の二色ですが、実際にはこの青とムーンゴールド(以下「ゴールド」)の二色を使用しました。

 

    

 

ダイの剣の鞘を装飾

筆で二度塗りすると鮮やかに煌めいてくれるので、この塗料が非常に気に入っています。 

 

ダイの剣の鞘を装飾

ブルーが十分に乾燥したところで、ゴールドを乗せていきます。使用している筆はタミヤさんのモデリングブラシです。細かいところは面相筆で、広い面は平筆で塗りました。こちらの塗料は水性なので、使用後は水洗いで済むのもお手軽です。

 

   

 

ダイの剣の鞘を装飾

少々はみ出したところは、しっかり乾燥した後でブルーを塗り重ねて修正します。

 

ダイの剣の鞘を装飾

封印が開いた状態で、内部の仕掛けを隠すための目隠しを作ります。適当な形に0.5mmのプラバンを切り、アルティメットブラックで下塗りし、C159スーパーシルバーで塗装しました。そこへマスキングテープで作った竜の紋章を貼り付けました。

 

ダイの剣の鞘を装飾

スターブライトアイアンでさらに塗装し、

 

ダイの剣の鞘を装飾

マスキングテープをはがすと、竜の紋章が浮かび上がりました。マスキングが甘くて少々塗料が流れ込んでしまっていますが、あまり見えないところなので気にしない気にしない。

 

刀身のクリアコート(2回目)をかけて、さらに完全乾燥を待つ間に、鞘を仕上げてしまおうと思います。

 

<追記>

制作記が完成しました。以下、各行程の記事へのリンクです。作り方はこちらをご覧ください。

〇ダイの剣を作る(1) 型紙を作って、刀身の原型を切り出す。

〇ダイの剣を作る(2) 刀身を貼り合わせて整形

〇ダイの剣を作る(3) 刀身を磨いて、磨いて、磨く

〇ダイの剣を作る(4) 宝玉を作る

〇ダイの剣を作る(5) 刀身を塗装する

〇ダイの剣を作る(6) 鞘のパーツを作る

〇ダイの剣を作る(7) ダイの剣の封印解放ギミックを作る

〇ダイの剣を作る(8) ダイの剣の封印を装飾・塗装する

〇ダイの剣を作る(9) ダイの剣の鞘を完成させる

〇ダイの剣を作る(完) 完成だ・・・!

 

ダイの剣を作る(7) ダイの剣の封印解放ギミックを作る

封印が解ける様をどうやって再現するか・・・。ガシャァン!と勢いよく開かせたかったので、ばね仕掛けを採用しました。自動で閉じる方法は今回は見送りです。

 

ダイの剣鞘の封印ギミックを作る

近所のホームセンターでばねを買ってきました。仕組みは昔のプラモデルのロケットパンチのイメージです。

 

ダイの剣鞘の封印ギミックを作る

プラ板とプラ棒で試作品1号を作ってみました。接着はすべてタミヤさんの流し込み接着剤です。

  

 

ダイの剣鞘の封印ギミックを作る

右下の棒を引くと、左右に伸びた棒が開きます。このあと、上板(写真右上のパーツ)を接着しました。

 

乾燥後、開き方を試したところ、1回目、2回目は「カシャン!」と開いていい感じだったのですが、3回目で横棒の爪が折れ、棒がロケットパンチのごとく飛んでいきました。バネの長さに対して強度が足りませんでした。それでも、仕掛けとしてはうまくいく手ごたえがありました。

 

この後、強度を上げるべくパーツを太くするとバネの力が足りなくなったり、横棒を細くすると閉じるときに折れてしまったり、バネが長すぎて上板が弾け飛んだりと、失敗を重ねました。

 

そして、最も安定して作動した試作品第5号がそのまま採用となりました。

ダイの剣鞘の封印ギミックを作る

横棒が太くなりました。溝が彫ってあり、レールに沿って動きます。レールに沿わせることで適度に摩擦も働き、爪にかかる負荷を軽減させられました。また、バネを短めに2本組み込むことで弱い力が面にかかるようにしました。バネの中央には仕切りを立て、左右に力が均等にかかるようになっています。

 

ダイの剣鞘の封印ギミックを作る

パーツを組み込むとこんな形になります。バネの長さは、開ききった時の幅とほぼ同じです。バネを組み込み、上板で抑えて流し込み接着剤で固定しました。

 

ダイの剣鞘の封印ギミックを作る

このままじっくり1日乾燥させました。

 

ダイの剣鞘の封印ギミックを作る

前回作った封印の側板は1.5mmのコスプレボードを瞬間接着剤で貼りました。そこへ完成した解封ギミックを組み込んだところです。瞬間接着剤で固定されているのは横棒の先端1cmだけです。横から押し込むための強度を確保するためにプラ板で側板を補強しています。

 

ダイの剣鞘の封印ギミックを作る

下に伸びた棒を引けば、封印が解かれるはずです。さて、上手く作動するか・・・、ワクワクが止まりません。

 

ダイの剣鞘の封印ギミックを作る

「ガシャァン!!」

 

動画でお見せできないのが残念ですが、封印解放の様子をほぼイメージ通りに再現することができました。うれしくて何回も開いたり閉じたりしながら、美味しくビールをいただきました。いや~、苦労した甲斐がありました♪

 

次回はこの封印を装飾、塗装していきます。

 

<追記>

制作記が完成しました。以下、各行程の記事へのリンクです。作り方はこちらをご覧ください。

〇ダイの剣を作る(1) 型紙を作って、刀身の原型を切り出す。

〇ダイの剣を作る(2) 刀身を貼り合わせて整形

〇ダイの剣を作る(3) 刀身を磨いて、磨いて、磨く

〇ダイの剣を作る(4) 宝玉を作る

〇ダイの剣を作る(5) 刀身を塗装する

〇ダイの剣を作る(6) 鞘のパーツを作る

〇ダイの剣を作る(7) ダイの剣の封印解放ギミックを作る

〇ダイの剣を作る(8) ダイの剣の封印を装飾・塗装する

〇ダイの剣を作る(9) ダイの剣の鞘を完成させる

〇ダイの剣を作る(完) 完成だ・・・!

 

ダイの剣を作る(6) 鞘のパーツを作る

塗装の乾燥時間を利用して、鞘を作っていきます。鞘を作るにはコスプレボードでは強度が足りないと感じたので 両面紙貼りスチレンボード3mmを近所のホームセンターで購入してきました。

 

ダイの剣鞘のパーツを作る

塗装前の刀身の形に合わせて鞘の形にスチレンボードを切り出しました。この手の広い場所が必要な作業はリビングでやっています。床を傷つけないように、作業は段ボールを敷き詰めたうえでやっています。子供の熱いまなざしと妻の冷たいまなざしが入り交じり、適温です。

 

ダイの剣鞘のパーツを作る

鞘の側面は5mmのコスプレボードを瞬間接着剤で固定しました。

 

ダイの剣鞘のパーツを作る

刀身がピッタリ入る大きさに原型を作ることができました。うん、気持ちがいい♪

 

ダイの剣鞘のパーツを作る

装飾のパーツに合わせて切り欠きを作りました。

 

ダイの剣鞘のパーツを作る

微調整をして刀身の形状と鞘の形状を合わせました。無駄に何度も抜き差してしまいます。形状が一致していることを確認して、刀身は塗装に回します。

 

ダイの剣鞘のパーツを作る

鞘の主役は封印のギミックです。作った鞘の原型に重ねながらフリーハンドで何度か書き直し、納得のいく型紙を作りました。この型紙をひっくり返して使うことで、左右対称のパーツを作ります。

 

ダイの剣鞘のパーツを作る

スチレンボードからパーツを切り出しました。穴の大きさは、剣の装飾の穴の大きさ(宝玉が見えている大きさ)に合わせてあります。

 

ダイの剣鞘のパーツを作る

鍵形にカッターで左右を切り離して、鞘のパーツがそろいました。

 

やっぱり便利、特専黒刃♪

  

 

鞘のパーツを切り出しながら、これをどうやって「ガシャァン!」と開かせるかをあーでもない、こーでもないと考えていました。こうして構想を練る時間がなんとも楽しい時間です。

 

次回は封印解放のギミックを作っていきます。

 

<追記>

制作記が完成しました。以下、各行程の記事へのリンクです。作り方はこちらをご覧ください。

〇ダイの剣を作る(1) 型紙を作って、刀身の原型を切り出す。

〇ダイの剣を作る(2) 刀身を貼り合わせて整形

〇ダイの剣を作る(3) 刀身を磨いて、磨いて、磨く

〇ダイの剣を作る(4) 宝玉を作る

〇ダイの剣を作る(5) 刀身を塗装する

〇ダイの剣を作る(6) 鞘のパーツを作る

〇ダイの剣を作る(7) ダイの剣の封印解放ギミックを作る

〇ダイの剣を作る(8) ダイの剣の封印を装飾・塗装する

〇ダイの剣を作る(9) ダイの剣の鞘を完成させる

〇ダイの剣を作る(完) 完成だ・・・!

ダイの剣を作る(5) 刀身を塗装する

1か月ほどかけて磨き続け、表面処理にさすがに飽きた満足がいったのでいよいよ塗装に入ります。

 

ダイの剣の刀身研磨完了

苦労して磨き上げた刀身を塗装していくのは勇気がいりますが、思い切ってスプレーで色を乗せていきます。

 

ダイの剣の刀身を塗装する

まずは下地色で真っ黒にしました。

  

このサイズの工作ではスプレーの使用量がばかにならないので、下地は市販のラッカースプレーで済ませました。

 

ダイの剣の宝玉が入る穴をあける

黒が乾いたところで、宝玉が完成したので、はめ込む穴を開けました。まずはパンチコンパス(これは100均で買ったものです)で宝玉の大きさに合わせて円形に切れ目を入れました。

 

ダイの剣の宝玉が入る穴をあける

リューターで削って穴を開けました。

ダイの剣リューターで穴あけ

柄の装飾にも同様に穴を開けておきます。
 

ダイの剣の刀身を塗装する

続いて金属色です。シャインシルバーで全体を銀白色に塗り上げました。

 

 

 予想はしていましたが、全体をキレイに発色させるのに2本半必要になりました。スプレーはやはりロスが大きい・・・。

  

ダイの剣の刀身を塗装する

青みを二段階で発色させたかったので、色を淡く乗せたいところをマスキングしました。

 

ダイの剣の刀身を塗装する

クリアブルーを1コート目です。色が乗りすぎないように、フワッとかけました。

   

ダイの剣の刀身を塗装する

マスキングをはがして乾燥させました。

 

ダイの剣の刀身を塗装する

そこへ、クリアブルー2コート目です。こちらも色が乗りすぎないように、スプレーと刀身を40cm程離してフワッと乗せました。こちらは1本半で済みました。二重にコートされた部分はしっかりとキャンディ塗装に仕上がっています。

 

ダイの剣の刀身を塗装する

柄のパーツや装飾パーツも同様に、シャインシルバーを下地にし・・・

 

ダイの剣の刀身を塗装する

クリアブルーで色付けしました。

 

塗装をすると一気に刀剣感がでてテンションMAXです。この後クリアコートを2回厚めにスプレーで乗せました。早く組み上げたい気持ちをぐっとこらえて、1週間ほど完全乾燥を待ちました。

 

   

 

結局塗装にに一番お金がかかってしまいましたが、仕上がりには満足しています♪

 

乾燥中は物置においてあるので、眺めてビールはお預けです。その間に柄のパーツを作っておこうと思います。

 

<追記>

制作記が完成しました。以下、各行程の記事へのリンクです。作り方はこちらをご覧ください。

〇ダイの剣を作る(1) 型紙を作って、刀身の原型を切り出す。

〇ダイの剣を作る(2) 刀身を貼り合わせて整形

〇ダイの剣を作る(3) 刀身を磨いて、磨いて、磨く

〇ダイの剣を作る(4) 宝玉を作る

〇ダイの剣を作る(5) 刀身を塗装する

〇ダイの剣を作る(6) 鞘のパーツを作る

〇ダイの剣を作る(7) ダイの剣の封印解放ギミックを作る

〇ダイの剣を作る(8) ダイの剣の封印を装飾・塗装する

〇ダイの剣を作る(9) ダイの剣の鞘を完成させる

〇ダイの剣を作る(完) 完成だ・・・!

 

ダイの剣を作る(4) 宝玉を作る

刀身を磨く傍らで、鍔と柄にある赤い宝玉を作っていきます。

ダイの剣鍔の装飾を作る

ここ(鍔の装飾)や・・・

 

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ここ(柄の装飾)です。これらのパーツも刀身と同様ジェッソで表面を処理しましたが、同じ作業なので紹介は割愛します。

 

宝玉の型は100均のレジン型を使用

柄の方は、100均のレジン工作の型にちょうどいい半球がありました。この宝玉に合わせて柄に穴を開けます。

 

ダイの剣の宝玉原型を作る

鍔の方の宝玉に適した型が見当たらなかったので、作ることにしました。1.5mmのコスプレボードをパンチコンパスで切り抜きました。鍔の装飾の穴に約+4mmの直径で切り出しました。

 

 コツはいりますが薄いプラバンも切れるので、非常に重宝しています。

 

 

ダイの剣の宝玉原型を作る

切り出した円を受け皿状にします。1.5mmのコスプレボードを3mm幅で切り出し、ふちに接着しました。

 

ダイの剣の宝玉原型を作る

作った型にグルーガンホットボンドを盛りつけました。ホットボンド、万能です。

 

ダイの剣の宝玉原型を作る

中に入ってしまった気泡やちょっとした歪みはライターで軽くあぶって融かしながら調整しました。

 

ダイの剣の宝玉原型を作る

融かす→傾ける→冷ますを繰り返して、いい感じの丸みを目指して形を整えました。

 

ダイの剣の宝玉原型を作る

完全に固まったところでカッターで型枠を切り離しました。

 

ダイの剣の宝玉原型を作る

ヤスリをかけてちょっとした凹凸を削ってならしました。ホットボンドは削るというより表面をはがしていく感覚です。

 

ダイの剣の宝玉原型を作る

これで形は完成です。

 

ダイの剣の宝玉を塗装する

全体に1000番のサフを吹いたところ、小さな凹凸が見えました。

 

ダイの剣の宝玉を塗装する

パテで埋めて・・・

 

ダイの剣の宝玉を塗装する

全体を#1000番の紙やすりで削って表面処理は終わりです。ここからエアブラシでキャンディ塗装を施します。塗料はHGサザビーの鮮やかな赤と同じなので、過去記事も合わせてご覧ください。

<過去記事>

〇HGサザビー制作記(7) キャンディ塗装で2種類の赤を使い分ける

 

ダイの剣の宝玉を塗装する

アルティメットブラックを厚めに塗装して下地としました。

 

ダイの剣の宝玉を塗装する

スターブライトシルバーでメタリック層を作りました。

 

ダイの剣の宝玉を塗装する

ディープクリアレッドを厚めに塗装して、キャンディ塗装の終了です。

 

    

最近近所の量販店ではこのスターブライトシルバーがなかなか手に入りにくい状況になってます。

 

ダイの剣の宝玉を磨く

さらにクリアを厚めに塗装して表面を保護しました。映りこんだ光源の輪郭が歪んでいるのが写真でもわかりますでしょうか。ここから磨き上げていきます。

 

ダイの剣の宝玉を磨く

全体を#2000番の紙やすりで削りました。

 

ダイの剣の宝玉を磨く

タミヤさんのコンパウンドの粗目、細目で磨き上げました。写真は左が粗目、右が細目です。

 

 

ダイの剣の宝玉を磨く

さらに仕上げ目で磨いたのち、ワックスを塗りました。映りこんだ像の鮮明さが磨く前とは段違いです。美しい鏡面に仕上がったと思います。やっぱり気持ちがいいなぁ、キャンディ塗装の鏡面仕上げ。

 

  

  

磨きにはメガネふきのクロスを使っています。

 

刀身の完成まではこの宝玉の煌めきがビールのお供になりました。次は刀身の塗装を塗装していきます。

 

<追記>

制作記が完成しました。以下、各行程の記事へのリンクです。作り方はこちらをご覧ください。

〇ダイの剣を作る(1) 型紙を作って、刀身の原型を切り出す。

〇ダイの剣を作る(2) 刀身を貼り合わせて整形

〇ダイの剣を作る(3) 刀身を磨いて、磨いて、磨く

〇ダイの剣を作る(4) 宝玉を作る

〇ダイの剣を作る(5) 刀身を塗装する

〇ダイの剣を作る(6) 鞘のパーツを作る

〇ダイの剣を作る(7) ダイの剣の封印解放ギミックを作る

〇ダイの剣を作る(8) ダイの剣の封印を装飾・塗装する

〇ダイの剣を作る(9) ダイの剣の鞘を完成させる

〇ダイの剣を作る(完) 完成だ・・・!