HGサザビーに工作を施して凸凹にしていきます。
脚部と肩に整形されていた凸モールドを金属ヤスリで削り落としました。ここには後でプラバンで内部のフレームが見えるよなイメージでプラバンで同様のディテールを作り直そうと思います。
凸モールドがあった場所に合わせて、0.6mm幅のスジボリを入れました。使用しているのはファンテックさんのスジボリカーバイドです。軽い力で10回程なぞっています。
さらにパネルラインを追加していきます。パーツの形状に合わせた曲線スジ彫りにはディバイダーを使用しました。
ディバイダーというのは、両方が針になっているコンパスのような道具です。同じ長さを測り取るための道具ですが、同じ幅でスジボリを入れたり、同じ幅でマスキングテープを切ったりするのに重宝しています。
ディバイダーで何回かけがいた後、0.25mmのスジ彫りカーバイトでしっかりスジ彫りにしました。
スジ彫りの幅は、0.15、0.25、0.6を使い分けることでメリハリをつけています。1/144の0.25mmは実機サイズでは3.6cmの幅ということになるので、完全なパーツの分かれ目をイメージしたところにだけ使うようにしています。
スジ彫りをキレイに入れるには、ガイドテープが不可欠です。始点と終点にもテープを貼るのがキレイに作るコツでした。これで、行き過ぎる事故が激減しました。
ここにはプラバンを貼って装甲を追加しようと思います。まずは彫刻刀の平刀で窪みを作ります。
形を合わせた1.2mmのプラバンを貼り付けました。ここにさらにパネルラインを彫りこみました。
肩の装甲が薄いと思ったので、さらにプラバンを切り出して追加します。
RGやMGの作例を参考にしながら全体にパネルラインを書き込み、肩の工作が完了しました。
↑工作前 ↓工作後
貼ったプラバンにもパネルラインを追加することで、「らしく」なったと思います。
同様に脚にも思いつく限りの工作を施しました。
↑工作前 ↓工作後
夜2時間ずつくらいの作業で、なんだかんだと脚、肩にそれぞれ1週間から10日ほどかかりました。時間はかかりますが、この過程でパーツ一つ一つに対する思い入れが強くなっていきます。
次回は腰部、胸部の工作を紹介します。
<追記>
以下、HGサザビー制作記のリンク一覧です。
<過去記事>
〇HGサザビー制作記(3) バックパックの燃料タンクを半スクラッチ
〇HGサザビー制作記(4) モノアイを光らせる(LEDを埋め込み編)
〇HGサザビー制作記(5) モノアイを光らせる(内蔵スイッチ自作編)
〇HGサザビー制作記(7) キャンディ塗装で2種類の赤を使い分ける
〇HGサザビー制作記(8) 関節やスラスターをメタリック&部分塗装
〇HGサザビー制作記(10) ゴールドのキャンディ塗装を塗分け
〇HGサザビー制作記(11) キャンディ塗装へのマスキング失敗と修正
〇HGサザビー制作記(12) 鏡面仕上げになるよう磨き上げる